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日本農書全集34  安里村高良農書 

さつまいもの作り方

●打ち返した畑をさらに、5,6日も太陽に当て、その後雨を待って湿りのあるうちにさつまいもを植え付ける。さつまいもの苗づるを8.9寸くらいの長さに切って、土から2寸ほど出して植える。
つるの元の方はやや深めに差し込み、つる先はうねの方向に沿って植えつける。

※ただし、9月から冬にかけて植える場合は、つる先を南に向ける。

野菜の作り方

●白大豆は立春から雨水のころに播く。十分な降雨を待って播く。
11月から1,2月までは、さつまいも畑の端にも播く。
●小豆も同じ頃に播く。
●やまいもは雨水の頃に腐熟した堆肥を穴に入れ植え付け。
●きゅうり、まくわりも雨水に頃に播き、堆肥を与える。
●とうがんは、啓蟄の頃に腐熟した堆肥を穴に入れ植え付け。
●胡麻は、直播きして水肥をかける。
一尺五寸間隔に1本仕立てとする。草丈が一尺五寸ほどになったら芯止めをしてへらで草取りをする。
胡麻の後は、土地が痩せるから風化させる。
●茄子は、秋分のころに堆肥をして播き、水肥をかける。
●にんじんは6月中に播く。
●ふだん草も6月中に播く。
●にらは7月中に 堆肥をして播き、水肥をかける。
●にんにくは寒露のころ3寸ほどの溝を作って堆肥を施し植える。
にんにくは、さつまいも畑(8,9月に植えた)に植える。一尺ほどの間隔で植える。

4肥料のこしらえ方

●山羊・豚小屋にくろよなの葉、おおはまぼう(ゆうな)の葉、草木の葉を入れて肥料にする。
●棕櫚の種が熟したら、湿り気のある畑に、土地を耕さないままで播く。
種子は杵で押し込み、芽が生えて本葉が3枚になったら移植する。

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